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Omega Investment株式会社

デジタルハーツホールディングス (Company note – 2Q update)

株価(12/21)950 円予想配当利回り(24/3)2.21 %
52週高値/安値1,950 / 818 円ROE(23/3)3.48 %
1日出来高(3か月)160.7 千株営業利益率(23/3)-6.41 %
時価総額226 億円ベータ(5年間)0.94
企業価値201 億円発行済株式数 23.890 百万株
PER(24/3予)38.46 倍上場市場 東証プライム
PBR(23/3実)2.64 倍
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2024/3期2Q、6%増収も減損を計上、通期下方修正へ。下期にかけては回復トレンドを計画

決算サマリー 6%増収も海外子会社の減損計上で最終赤字に。通期業績予想を下方修正。下期にかけて増収増益トレンドへ回復を計画

 デジタルハーツホールディングス(以下、同社)の2024/3期2Q決算はエンタープライズ事業が引続き牽引し、前年同期比 6%増収、186億円の売上高を達成した。一方、営業利益は、エンターテインメント事業の減収の影響や、(株)AGESTスピンオフ上場関連費用も含めた戦略投資により販管費が増加したこと等により 47%の減益となった(7.2億円)。海外子会社ののれん減損などによる10億円の特別損失を計上、親会社株主に帰属する四半期純利益は 4.3億円の赤字となった。

 これらに伴い、通期の業績予想を下方修正。売上高を 407.5億円から400億円に、営業利益は 31.2億円を 25億円とし、従来の増益予想から減益予想に。親会社株主に帰属する当期純利益は 21億円から 5.5億円とした。なお、下期に関しては、増収増益トレンドに回復し、半期ベース過去最高の売上高・営業利益を目指すとしている。

 (株)AGESTのスピンオフ上場準備に関しては、予定通り着実に進捗しているもようだ。エンタープライズ関連のグループ会社の再編も2024年1月1日に実施を予定しており、2024年度を基準期とすれば、2025年にもスピンオフ上場の実現が期待できそうだ。

2024/3期通期予想:下期増収増益トレンドへの回復を計画

 2Q終了時点での修正後 2024/3期通期予想、売上高 400億円、営業利益 25億円に対しての進捗率は、それぞれ 47%、29%となっている。同社では下期は業績回復による増収増益を計画しており、下期だけでみた場合、売上高は 213.3億円、前年同期比で13%増、営業利益は 17.7億円、同 9%増益を予想、営業利益は半期として過去最高を記録する見込み。また、下期の親会社株主に帰属する純利益は約 10億円を予想しているが、上期の減損損失の影響は大きく、通期で 5.5億円にとどまる見込みである。

株価動向:悪材料出尽くしで反転に期待

 今回の決算発表及び通期業績予想の下方修正を受け、決算発表後2日間で同社株価は 約14%下落した。2023/3期にエンターテインメントの海外子会社ののれんの減損(約 10億円)を特別損失として計上したのに続いて、エンタープライズの海外子会社においても同額程度の減損がアナウンスされたことへのサプライズの影響は大きかったと思われる。一方で、収益面での課題の一つであった海外事業の減損により悪材料が出尽くしたともいえ、今後は前向きなニュースが期待されるだろう。スピンオフ上場の準備も着実に進んでおり、今後の進展を注視していきたい。

 決算期 売上高
(百万円)
前期比
(%)
営業利益
(百万円)
前期比
(%)
経常利益
(百万円)
前期比
(%)
当期利益
(百万円)
前期比
(%)
EPS
()
DPS
()
2020/3 21,138 9.8 1,394 -13.2 1,372 -16.9 792 -49.7 36.31 14.00
2021/3 22,669 7.2 1,908 36.9 1,975 43.9 974 23.0 45.15 14.00
2022/3 29,178 28.7 2,696 41.3 2,774 40.4 1,778 82.5 82.25 15.00
2023/3 36,517 25.2 3,000 11.3 3,152 13.6 799 -55.0 36.50 21.00
2024/3(旧会予) 40,750 11.6 3,120 4.0 3,160 0.2 2,100 162.6 95.86 21.00
2024/3(新会予) 40,000 9.5 2,500 -16.7 2,560 -18.8 550 -31.2 24.69 21.00
2023/3 2Q 17,562 30.1 1,372 0.2 1,517 6.0 945 3.1 43.70 10.50
2024/3 2Q 18,669 6.3 729 -46.8 792 -47.8 -436 -19.61 10.50

 

通期連結売上高 / 営業利益トレンド

出所:同社 2024年3月期 第2四半期決算説明資料(2023/11/9)よりOmega Investment 作成

2024/32Q決算:増収も営業利益は 47%の減益。海外子会社の減損を特別損失に計上、通期予想を下方修正へ

 同社の2024/3期2Q決算は、エンターテインメント事業が前期が強すぎた反動で減収となった結果、引続きエンタープライズ事業が 2割増収と好調で、売上高は 18,669百万円、6.3%の増収を達成。営業利益においては、エンターテインメント事業の減収の影響、エンタープライズ事業における海外子会社の収益性の悪化に加え、成長投資や(株)AGESTのスピンオフ上場費用等により 46.8%の減益、729百万円に。また、エンタープライズ事業の海外事業について、経営体制や営業戦略の大幅な見直しを行なった結果、関連するのれん等の減損処理を実施。1,030百万円の減損損失を計上した(内訳は、LOGIGEAR CORPORATION における減損損失 584百万円、DEVELOPING WORLD SYSTEMS LIMITED 及び MK Partners, Inc. における減損損失 446百万円)。その結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は 436百万円の損失となった。

 EBITDAの増減分析は下図を参照。エンタープライズ事業のEBITDAは、増収に伴う粗利の増加があったものの、海外子会社の収益性悪化及び受託開発における低採算案件の発生による粗利率の低下に加え、エンジニアの積極採用、およびスピンオフ上場準備に伴い今まで全社的な費用に含まれていた人件費が同事業に付け変わったことや一時的な費用の発生等により、10.4%減の 397百万円となった。また、エンターテインメント事業においては、前年の反動による売上減少の影響で粗利が減少、減収に伴う固定費率の上昇や新拠点開設、テスター時給の引き上げといった人材等への戦略投資を行なったことにより、同事業のEBITDAは 25.5%減少、 1,772百万円に。その結果、全社共通費の抑制(+12百万円)はあるものの、全体では、33.4%減の 1,279百万円となった。

EBITDA増減分析

出所:同社 2024年3月期 第2四半期決算説明資料(2023/11/9)

セグメント別動向:(下図及びP7の表も参照)

1)エンタープライズ事業:売上高 9,429百万円、23.8%増、営業利益 35百万円、66.5%減

 国内IT投資の増加等の追い風に対応し、エンジニア採用や技術力の強化、提供サービスの拡充を行なった結果、M&A効果も加わり 23.8%の増収を達成した。利益面では、海外子会社における収益性の悪化に加え、(株)AGESTのスピンオフ上場へ向けてのグループ子会社再編、本部人員増強や本社機能移転に関する費用が発生し、セグメント利益は 66.5%減少、35百万円となった。

 サブセグメントの動向は以下の通り。

ーQAソリューション:売上高 6,287百万円(37.2%増)。引続きDX加速等を背景に国内のソフトウエアテスト需要の拡大は続いており、M&Aの効果を除いても 27.6%の大幅増収を達成。QAソリューションの主要KPIは下表を参照。受注顧客数が前四半期費減少しているが、これは海外顧客数の減少によるものであり国内顧客数は増加している。平均顧客単価、エンジニア数は着実に増加を示している。

QAソリューション主要KPI

 

2022/3期

2023/3期

     

2024/3期

 
 
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
受注顧客数(社)
748
627
650
693
808
824
822
平均顧客単価(百万円)
10
10
12
12
13
13
14
エンジニア数(名)
924
961
1,026
993
1,009
1,047
1,082

出所:同社資料より Omega Investment 作成

ーITサービス及びその他: 売上高 3,141百万円(3.7%増)。リモートワークの拡大等を背景に増加する需要を確実に獲得、セキュリティ監視サービスは 13.2%増加。2021年6月に子会社化した(株)アイデンティティーのエンジニア登録人数が 32千人の規模に達する等、事業基盤は着実に拡大している。

セグメント別売上高/利益の推移(四半期ベース)

出所:同社資料より Omega Investment 作成

2)エンターテインメント事業:売上高 9,299百万円、7.2%減、営業利益 1,618百万円、26.2%減

 国内デバッグは、高水準の売上を維持するも前年の反動の影響で減収に。一方で、グローバル及びその他も伸び悩み、全体では7.2%の減収となった。利益面では、売上減に加えて、優秀な人材確保のためにテスター時給を引き上げる等の人件費増の影響もあり、26.2%の減益。下期については、売上高・利益率ともに回復すると同社では見込んでいる。

ー国内デバッグ:売上高 6,340百万円(8.1%減)コンソールゲームにおいて大型タイトルが相次いで発売された前年からの反動が大きく減収に。但し、サービス品質の強化策等に取り組むことにより、四半期売上高は 31億円と2022/3期4Qの105%レベルの高水準を維持している。売上減少に加え、4月から実施した時給アップによる人件費増、新拠点開設(熊本)等のコスト増が要因となり、粗利率は前年同期の 32.5%から28.5%に低下した。同社では、売上拡大及び10月以降の価格転嫁の浸透により、下期には 30%台に回復すると見込んでいる。

ーグローバル及びその他:売上高 2,958百万円(5.3%減)中国市場において、新型コロナウィルス感染症(以下、感染症)やゲーム規制の影響の余波を受けたことに加え、台湾の現地の広告代理店事業を切り離したこと等の影響があり減収に。ただし、注力分野であるグローバルサービス(翻訳・LQA、マーケティング支援)のみを見た場合、本事業切り離しの影響を除けば売上高前期比110%と高い成長を維持している。一方で、8月には日本及びアジアのゲームメーカーの欧州・中東展開のためのサービス拡充及び欧州ゲームメーカーへの営業体制の強化を目的に、スペインに本社を置くゲームローカライゼーション企業の Localsoft, S.L. と戦略的業務提携契約を締結。さらに、AI活用ゲーム翻訳エンジンの開発開始等、エンターテインメント事業の新たな成長のための取り組みを推進している。

2024/3期通期業績予想:2Q決算発表を受け、下方修正

 同社では、2Q決算発表を受け、通期の業績予想を下方修正。売上高を 407.5億円から400億円に、営業利益は 31.2億円を 25億円、経常利益を 31.6億円から 25.6億円とし、従来の増益予想から減益予想に。親会社株主に帰属する当期純利益は 21億円から 5.5億円へと下方修正した。

 修正の理由として、売上高においては、1)エンターテインメント事業において、前記好調であった国内ゲーム市場の反動に加え、中国ゲーム市場で感染症拡大や規制等の影響を受けたこと、2)エンタープライズ事業においても、海外子会社において感染症拡大以降、新規案件獲得が遅れたこと、が原因としている。また利益面では、1)両事業の売上高未達の影響、に加え、2)エンターテインメント事業におけるグローバル事業強化に伴う先行投資のためのコスト増加、3)(株)AGESTのスピンオフ上場関連費用、更には、4)既述の海外事業ののれん等の減損損失を2Qに特別損失として計上したこと、がその要因。

  2Q終了時点での修正後 2024/3期通期予想、売上高 400億円、営業利益 25億円に対しての進捗率は、それぞれ 46.7%、29.2%となっている。しかしながら下期に関しては、国内ゲーム市場の回復によりエンターテインメント事業が増収増益トレンドに戻ること、加えてエンタープライズ事業においても、海外子会社の再編(成長戦略の変更や経営陣のリストラクチャリングに伴うコスト削減、のれんの償却負担減、等を実施)や国内売上拡大による収益性の改善を見込んでおり、半期ベースで過去最高の売上高 21,330百万円、営業利益 1,770百万円を目指す、と同社では公表している。

2024/3期通期連結業績予想の修正

  売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
親会社株主に帰属
する当期純利益
(百万円)
EPS
()
前回発表予想 (A) 40,750 3,120 3,160 2,100 95.86
今回修正予想 (B) 40,000 2,500 2,560 550 24.69
増減額(B – A) -750 -620 -600 -1,550
増減率(%) -1.8 -19.9 -19.0 -73.8
2022/12期通期実績 36,517 3,000 3,152 799 36.50
修正後、前期比(%) 9.5 -16.7 -18.8 -31.2 24.69
2Q決算実績 18,669 729 792 -436  
2Q時点での進捗率(%) 46.7 29.2 30.9

出所:同社資料より Omega investment 作成

 ()AGESTのスピンオフ上場プロジェクトの進捗

 今回のスピンオフ上場に際して、前回までのレポートでも投資家に対して丁寧な説明が求められる旨記してきたが、今回の決算説明資料においてより詳しい説明のスライドが追加されているので、参考にされたい(https://pdf.irpocket.com/C3676/MH4b/aVzo/uWlq.pdf)。同資料のP29以降では、エンタープライズ事業、エンターテインメント事業のそれぞれの目指す姿と、両事業は異なる専門性、異なる企業カルチャーを必要とするために、今回の(株)AGESTのスピンオフ上場という選択をしたということ等が判りやすく述べられている。

 5月の2023/3期通期決算発表時のスピンオフ公表以降、同社ではスピンオフ上場の実現に向けて、(株)AGESTの経営体制・ガバナンス・本社機能の構築に伴う人材の採用等を積極的に進めてきており、順調にスケジュールは進捗しているもようだ(下図)。

 また、2Q時に減損損失を計上することとなった米国テスト子会社において、経営体制の刷新や組織再編を実施。米国子会社のベトナム現地法人を AGEST Vietnum Co. Ltd. としてAGESTブランドに統一するとともに、AGESTの子会社として再編。従来、欧米顧客向けサービスに活用していたベトナムのエンジニアや独自のツールを、今後は日本国内企業向けサービスに積極活用する(次ページ、上図参照)。

  2024年1月1日に、これらエンタープライズ関連のグループ会社の再編を実施する予定で、2024年1月に新生AGESTグループの骨格が固まれば、2024年度を基準期として、2025年にもスピンオフ上場の実現が期待できそうだ。

(株)AGESTのスピンオフススケジュールの進捗

出所:同社 2024年3月期 第2四半期決算説明資料(2023/11/9)

(株)AGESTを中心としたグループ事業再編

出所:同社 2024年3月期 第2四半期決算説明資料(2023/11/9)

株価動向:悪材料出尽くしで、今後の反転に期待

 同社株価は、2021年12月13日に 2,700円の高値を付けて以来、下落傾向が続いてきた。今回の決算発表及び通期予想の下方修正を受け、決算発表後2日間で同社株価は 14%下落。年初来の下落率は 52.7%となった。エンターテインメント事業が前期が極めて好調だったため、ある程度の反動の影響が出ることについては予想できたが、2023/3期にエンターテインメント事業の海外子会社ののれんの減損(約 10億円)による特別損失を計上したのに続いて、エンタープライズ事業の海外子会社においても同額程度の減損がアナウンスされたことへのサプライズの影響は大きかったと思われる。一方で、昨年より何度となく低採算となっていた海外事業が今回の戦略変更により収益貢献に転じることが期待できる他、減損の実施により償却負担も軽くなる効果も見込まれる。上に見たようにスピンオフ上場の準備も着実に進んでおり、今後の業績回復を含めた進展状況を注視していきたい。

デジタルハーツホールディングス (3676) 株価動向(直近3ヵ年)

財務データ I

 
2021/3
     
2022/3
     
2023/3
     
2024/3
 
 
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q*
2Q*
3Q*
4Q*
1Q
2Q
[セグメント別売上高]
                           
売上高
5,093
5,437
5,782
6,355
6,098
7,400
7,747
7,932
8,372
9,190
9,316
9,638
9,262
9,372
 前年同期比
2.1%
3.9%
6.0%
16.4%
19.7%
36.1%
34.0%
24.8%
37.3%
24.2%
20.3%
21.5%
11.0%
2.0%
 エンタープライズ事業
1,523
1,540
1,710
2,246
2,029
2,833
3,074
3,553
3,589
4,025
4,451
4,774
4,663
4,765
  前年同期比
59.6%
35.1%
50.9%
25.2%
33.2%
83.9%
79.7%
58.2%
76.8%
42.0%
44.8%
34.3%
29.9%
18.4%
  売上高構成比
29.9%
28.3%
29.6%
35.3%
33.3%
38.3%
39.7%
44.8%
42.9%
43.8%
47.8%
49.5%
50.2%
50.8%
   QAソリューション
1,129
1,127
1,267
1,633
1,395
1,572
1,772
2,121
2,102
2,481
2,730
3,166
3,101
3,186
    前年同期比
23.6%
39.5%
39.9%
29.9%
50.7%
57.8%
54.1%
49.3%
47.5%
28.4%
    売上高構成比
22.2%
20.7%
21.9%
25.7%
22.9%
21.2%
22.9%
26.7%
25.1%
27.0%
29.3%
32.8%
33.9%
34.0%
   ITサービス及びその他
393
413
442
613
634
1,260
1,301
1,432
1,486
1,543
1,721
1,608
1,562
1,579
    前年同期比
61.3%
205.1%
194.3%
133.6%
134.3%
22.4%
32.3%
12.4%
5.1%
2.3%
    売上高構成比
7.7%
7.6%
7.6%
9.6%
10.4%
17.0%
16.8%
18.1%
17.7%
16.8%
18.5%
16.7%
16.8%
16.8%
 エンターテインメント事業
3,566
3,900
4,072
4,109
4,069
4,566
4,672
4,378
4,818
5,201
4,906
4,889
4,661
4,638
  前年同期比
-11.6%
-4.7%
-5.8%
12.1%
14.0%
17.1%
14.7%
6.6%
18.4%
13.9%
5.0%
11.7%
-3.3%
-10.9%
  売上高構成比
70.0%
71.7%
70.4%
64.7%
66.7%
61.7%
60.3%
55.2%
57.6%
56.6%
52.7%
50.7%
50.1%
49.5%
   国内デバッグ
2,681
2,846
2,953
3,054
2,931
3,030
3,149
3,011
3,334
3,561
3,220
3,720
3,171
3,169
    前年同期比
9.3%
6.4%
6.7%
-1.4%
13.7%
17.5%
2.2%
8.6%
-4.9%
-11.0%
    売上高構成比
52.7%
52.4%
51.1%
48.1%
48.1%
41.0%
40.7%
38.0%
39.8%
38.8%
34.6%
33.9%
34.1%
33.8%
   グローバル及びその他
887
1,050
1,118
1,054
1,137
1,536
1,522
1,366
1,484
1,640
1,685
1,620
1,490
1,468
    前年同期比
28.2%
46.3%
36.1%
29.6%
30.4%
6.8%
10.7%
18.5%
0.4%
-10.5%
    売上高構成比
17.4%
19.3%
19.3%
16.6%
18.7%
20.8%
19.7%
17.2%
17.7%
17.8%
18.1%
16.8%
16.0%
15.7%
                             
営業利益
158
369
655
725
636
733
753
572
634
738
752
875
404
325
 前年同期比
-16.4%
12.4%
19.7%
121.3%
301.3%
98.5%
14.9%
-21.1%
-0.3%
0.6%
-0.2%
52.8%
-36.3%
-55.9%
 営業利益率
3.1%
6.8%
11.3%
11.4%
10.4%
9.9%
9.7%
7.2%
7.6%
8.0%
8.1%
9.1%
4.3%
3.5%
 エンタープライズ事業
-21
-7
64
152
87
144
171
241
24
79
194
340
83
-48
  前年同期比
360.3%
51.3%
163.8%
58.7%
-72.0%
-45.2%
13.3%
40.6%
240.4%
  セグメント利益率
-1.4%
-0.5%
3.8%
6.8%
4.3%
5.1%
5.6%
6.8%
0.7%
2.0%
4.4%
7.1%
1.8%
-1.0%
 エンターテインメント事業
517
700
936
923
930
975
978
783
1,036
1,155
1,014
1,008
844
774
  前年同期比
-28.9%
-8.0%
5.0%
57.9%
79.9%
39.3%
4.5%
-15.2%
11.4%
18.5%
3.6%
28.8%
-18.5%
-33.1%
  セグメント利益率
14.5%
17.9%
23.0%
22.5%
22.9%
21.4%
20.9%
17.9%
21.5%
22.2%
20.7%
20.6%
18.1%
16.7%

注)  * 2023年3月期第4四半期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行なっており、全社及びエンタープライズ事業の営業利益に反映している。 。また、2023/3期より、エンタープライズ事業のサブセグメント区分を変更している。売上高、営業利益とも調整額の項目があるため、セグメントの合計と全体は一致しないことがある。
出所:同社資料より Omega Investment 作成

財務データ II

 
2021/3
     
2022/3
     
2023/3
     
2024/3
 
 
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q*
2Q*
3Q*
4Q*
1Q
2Q
損益計算書
                           
売上高
5,093
5,437
5,782
6,355
6,098
7,400
7,747
7,932
8,372
9,190
9,316
9,638
9,296
9,372
売上原価
3,819
4,002
4,001
4,700
4,271
5,290
5,579
5,645
5,899
6,478
6,690
6,817
6,890
6,978
売上総利益
1,273
1,437
1,781
1,655
1,827
2,109
2,167
2,287
2,472
2,713
2,625
2,820
2,406
2,394
販売費及び一般管理費
1,115
1,067
1,126
1,150
1,191
1,375
1,414
1,714
1,837
1,970
1,868
1,961
2,001
2,068
営業利益
158
369
655
725
636
733
753
572
634
738
752
875
404
325
営業外収益
38
10
24
5
38
31
12
30
5
150
78
-14
15
55
営業外費用
2
3
4
10
4
4
5
21
7
4
11
44
4
4
経常利益
194
376
675
720
670
760
759
582
632
889
824
800
415
377
特別利益
 
19
32
 
13
66
1
1
41
33
特別損失
82
13
16
415
2
42
32
35
6
171
1,052
2
1,042
税金等調整前四半期純利益
113
381
691
318
681
785
730
547
632
882
694
-218
412
-665
法人税等合計
38
122
224
145
189
281
233
35
198
306
216
418
79
108
親会社株主に帰属する四半期純利益
99
256
438
180
487
429
445
415
413
533
450
-601
338
-774
                             
[貸借対照表]
                           
流動資産
6,648
7,291
8,017
9,744
9,604
9,848
10,658
10,392
10,874
12,182
11,569
12,528
12,160
13,072
 現金及び預金
3,027
3,482
4,085
5,076
4,911
5,435
5,746
5,208
5,573
6,850
5,948
6,456
6,240
6,997
 受取手形及び売掛金
2,889
3,099
3,201
4,097
                   
 受取手形、売掛金及び契約資産
       
4,161
3,872
4,372
4,411
4,614
4,672
4,930
5,377
5,120
5,414
固定資産
3,205
3,167
3,160
4,593
6,321
6,178
6,342
7,217
8,158
8,505
8,343
7,052
7,234
6,218
 有形固定資産
560
549
565
598
602
623
621
693
1,067
1,077
1,100
1,169
1,259
1,335
 無形固定資産
1,445
1,424
1,433
2,670
4,389
4,244
4,225
5,139
5,206
5,750
5,593
4,188
4,146
3,021
  のれん
1,032
991
950
2,467
4,175
4,042
3,945
4,588
4,812
5,301
5,082
3,468
3,411
2,423
 投資その他の資産
1,199
1,193
1,161
1,324
1,330
1,309
1,495
1,384
1,883
1,678
1,649
1,694
1,828
1,861
資産合計
9,854
10,459
11,177
14,338
15,925
16,026
17,001
17,610
19,033
20,688
19,913
19,581
19,394
19,291
流動負債
4,450
4,655
5,061
7,904
8,954
8,775
9,354
9,679
10,759
11,330
9.495
9,930
10,126
10,644
 短期借入金
2,546
2,551
2,552
4,728
5,534
5,406
5,406
5,421
6,806
7,106
5,106
5,106
5,606
5,606
固定負債
62
132
135
119
294
55
58
364
162
154
113
176
185
198
 長期借入金
66
65
63
236
169
負債合計
4,513
4,788
5,196
8,024
9,249
8,830
9,413
10,044
10,921
11,485
9,608
10,107
10,311
10,842
純資産合計
5,340
5,670
5,980
6,314
6,677
7,196
7,588
7,566
8,111
9,202
10,304
9,474
9,082
8,448
株主資本
4,841
5,172
5,460
5,642
5,983
6,436
6,719
6,774
7,030
7,779
8,838
8,283
8,061
7,310
 資本金
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
 資本剰余金
355
331
331
331
331
338
338
60
375
393
66
70
 利益剰余金
6,848
7,105
7,393
7,575
7,916
8,342
8,626
9,019
9,275
9,809
10,031
9,427
9,532
8,757
 自己株式
-2,662
-2,565
-2,565
-2,565
-2,565
-2,545
-2,546
-2,545
-2,545
-2,391
-1,868
-1,838
-1,838
-1,818
 新株予約権
13
13
13
13
10
6
6
負債純資産合計
9,854
10,459
11,177
14,338
15,925
16,026
17,001
17,610
19,033
20,688
19,913
19,581
19,394
19.291
                             
[キャッシュ・フロー計算書]
                           
営業活動によるキャッシュ・フロ
 
101
 
1,416
 
1,703
 
3,077
 
1,430
 
2,850
 
1,156
 税金等調整前四半期純利益
 
494
 
1,504
 
1,466
 
2,744
 
1,510
 
1,996
 
-252
投資活動によるキャッシュ・フロ
 
-261
 
-1,813
 
-1,682
 
-2,537
 
-1,496
 
-1,903
 
-592
財務活動によるキャッシュ・フロ
 
-90
 
1,730
 
316
 
-546
 
1,488
 
141
 
-200
フリーキャッシュフロ
 
-160
 
-397
 
21
 
540   
 
-66
 
947
 
564
現金及び現金同等物の増減額
 
-252
 
1,341
 
359
 
132
 
1,676
 
1,283
 
540
現金及び現金同等物の期首残高
 
3,704
 
3,704
 
5,041
 
5.041
 
5,173
 
5,173
 
6,454
現金及び現金同等物の四半期末残高
 
3,447
 
5,041
 
5,400
 
5,173
 
6,850
 
6,456
 
6,997

注)  2023年3月期第4四半期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行なっており、PL上の営業利益に反映している。それ以外、経常利益以下、BS、CFについては非開示のため修正を行なっていない。
出所:同社資料より Omega Investment 作成

財務データ(通期ベース)

 
2014/3
2015/3
2016/3
2017/3
2018/3
2019/3
2020/3
2021/3
2022/3
2023/3
損益計算書
                   
売上高
10,137
13,285
15,011
15,444
17,353
19,254
21,138
22,669
29,178
36,517
 前期比(%)
31.0
13.0
2.9
12.4
11.0
9.8
7.2
28.7
25.2
売上原価
6,653
9,336
10,690
10,938
12,394
13,791
15,566
16,235
20,787
25,885
売上総利益
3,484
3,948
4,320
4,506
4,958
5,463
5,571
6,433
8,391
10,632
販売費及び一般管理費
1,703
2,431
2,356
2,599
3,222
3,857
4,177
4,524
5,695
7,631
営業利益
1,780
1,517
1,963
1,906
1,735
1,605
1,394
1,908
2,696
3,000
 前期比(%)
14.8
29.4
-2.9
-9.0
-7.5
-13.2
36.9
41.3
11.3
 営業利益率(%)
17.6
11.4
13.1
12.3
10.0
8.3
6.6
8.4
9.2
8.2
営業外収益
22
66
43
128
57
109
22
80
112
220
営業外費用
15
57
49
37
10
63
44
13
34
68
経常利益
1,788
1,525
1,958
1,997
1,782
1,651
1,372
1,975
2,774
3,152
特別利益
18
 
9
17
2
733
 
55
83
75
特別損失
14
 
835
573
151
51
75
526
112
1,231
税金等調整前四半期純利益
1,792
1,525
1,132
1,441
1,632
2,333
1,296
1,504
2,749
1,996
法人税等合計
700
975
734
641
503
745
499
530
739
1,109
親会社株主に帰属する当期純利益
1,087
539
361
795
1,200
1,575
792
974
1,778
799
 前期比(%)
-50.4
-33.0
119.7
51.0
31.3
-49.7
23.0
82.7
-55.0
 当期純利益率(%)
10.7
4.1
2.4
5.1
6.9
8.2
3.7
4.3
6.1
2.2
                     
[補足データ]
                   
EPS
45.96
22.61
15.72
35.58
55.14
72.13
36.31
45.15
82.25
36.50
ROE(%)
33.6
13.8
10.5
29.2
40.0
38.6
16.3
18.4
28.0
10.1
ROA(%)
29.8
19.8
26.5
28.2
22.0
17.9
13.4
15.8
17.4
17.0
配当
16.00
34.00
38.00
23.00
11.50
13.00
14.00
14.00
15.00
21.00
 配当性向(%)
16.3
37.6
60.4
32.3
20.9
18.0
38.6
31.0
18.2
57.5
                     
貸借対照表
                   
流動資産
5,549
5,756
5,064
6,221
6,732
7,403
7,453
9,744
10,392
12,528
 現金及び預金
3,693
3,058
2,197
3,344
3,894
4,197
3,739
5,076
5,208
6,456
 受取手形及び売掛金
1,483
2,374
2,230
1,942
2,480
2,724
2,985
4,097
   
 受取手形、売掛金及び契約資産
               
4,411
5,377
固定資産
1,611
2,516
1,469
1,430
1,842
2,428
6,178
6,342
7,217
7,052
 有形固定資産
323
368
299
298
473
558
579
598
693
1,169
 無形固定資産
695
1,505
580
238
286
763
1,379
2,670
5,139
4,188
  のれん
595
1,169
437
201
150
481
1,027
2,467
4,588
3,468
 投資その他の資産
592
642
589
893
1,082
1,107
1,225
1,324
1,384
1,694
資産合計
7,160
8,272
6,533
7,651
8,575
9,832
10,637
14,338
17,610
19,581
流動負債
3,372
3,823
3,374
3,759
3,929
4,192
5,134
7,904
9,679
9,930
 短期借入金
1,610
1,603
1,299
1,630
1,600
1,704
2,546
4,728
5,421
5,106
固定負債
20
280
69
1,033
1,075
627
63
119
364
176
 長期借入金
12
216
46
2
50
63
169
負債合計
3,393
4,104
3,444
4,793
5,005
4,819
5,198
8,024
10,044
10,107
純資産合計
3,766
4,168
3,089
2,858
3,570
5,012
5,438
6,314
7,566
9,474
株主資本
3,687
4,036
2,773
2,590
3,340
4,763
4,898
5,642
6,774
8,283
 資本金
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
 資本剰余金
300
300
368
277
331
366
355
331
 –
393
 利益剰余金
3,086
3,435
3,604
4,164
5,113
6,408
6,904
7,575
9,019
9,427
 自己株式
0
0
-1,499
-2,152
-2,405
-2,311
-2,662
-2,565
-2,545
-1,838
 新株予約権
 
14
14
 
 
13
13
13
 –
6
負債純資産合計
7,160
8,272
6,533
7,651
8,575
9,832
10,637
14,338
17,610
19,581
自己資本比率(%)
51.9
49.5
43.1
34.4
39.3
48.7
46.3
39.7
39.7
45.0
1株当たり純資産
155.63
171.30
125.80
119.96
154.61
219.06
228.62
263.32
323.21
395.65
                     
[キャッシュ・フロー計算書]
                   
営業活動によるキャッシュ・フロー
1,561
870
1,080
1,825
1,436
889
1,086
1,416
3,077
2,850
 税金等調整前当期純利益
1,792
1,525
1,132
1,441
1,632
2,333
1,296
1,504
2,744
1,996
投資活動によるキャッシュ・フロー
-368
-568
-17
-610
-618
62
-1,018
-1,813
-2,537
-1,903
財務活動によるキャッシュ・フロー
308
-950
-1,913
-69
-250
-693
-515
1,730
-546
141
フリーキャッシュフロー
1,193
302
1,063
1,215
818
951
68
-397
540
947
現金及び現金同等物の増減額
1,508
-634
-860
1,146
564
258
-458
1,341
132
1,283
現金及び現金同等物の期首残高
2,184
3,693
3,058
2,197
3,344
3,894
4,162
3,704
5,041
5,173
現金及び現金同等物の四半期末残高
3,693
3,058
2,197
3,344
3,894
4,162
3,704
5,041
5,173
6,456

注)  2023年3月期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2022年3月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映している。
出所:同社決算短信等より Omega Investment 作成