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Omega Investment株式会社

イトーキ (Company note – 4Q update)

株価(3/13)1,542 円予想配当利回り(24/12予)3.37 %
52週高値/安値2,200/671 円ROE(TTM)11.3 %
1日出来高(3か月)549 千株営業利益率(TTM)6.4 %
時価総額757.1 億円ベータ(5年間)1.37
企業価値677.7 億円発行済株式数 49.100 百万株
PER(24/12予)10.7 倍上場市場 東証プライム
PBR(23/12実)1.27 倍
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売上高・利益ともに過去最高を更新し収益体質化完了。高収益化フェーズにステージアップ。

  2023/124Q決算サマリー:収益体質化定着。最高益更新し増配。

 イトーキ(以下、同社)の2023/12期4Q決算(通期)は売上高1, 329億円(前年度比8%増)、営業利益85億円(同86%増)となり、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益全てにおいて過去最高(2005年以降)を更新した。中期計画最終年度に「収益体質の作りこみ」を完了したと言える。

 リニューアル案件やオフィス移転などを着実に売上高に積み上げつつ、提供価値の向上を通じて利益率を大幅に改善した。この結果、戦略的支出による販管費増をこなして会社計画を上回る利益をあげている。2023年12月期末配当は42円(同5円増配)となった。

 なおアドバンテッジアドバイザーズとの事業提携も終了となった。

  新中期経営計画発表: 高収益化フェーズへ移行。

 2024〜2026年の新中期経営計画「RISE TO GROWTH 2006」が発表された。持続的な成長力を高める《高収益化フェーズ》との位置付けである。オフィスをはじめとするワークプレイスの生産性向上が注目を高めること、さらにオフィスのDXおよびオフィス機器のIoTが進むことを想定し、顧客の生産性改革に連結ベースで寄り添い、モノ売りにコト売りを重ねあわせ、事業価値の最大化を目指すことになる。具体的には「Tech x Design based on PEOPLE」というコンセプトに基づき重点戦略「7 Flags」およびESG戦略で構成されている。

 財務目標は、2026年における売上高1,500億円、営業利益140億円、営業利益率9%、ROE15%である。資本コストを9〜10%と想定し、これを超過するROEの実現を目指すと同時に、資本コストの削減にも取り組むことを通じて、株主価値の最大化、PBR向上につなげるというものであり、現在の株式市場の期待に十二分に応えた内容である。

202412月期会社予想:増収増益継続、営業利益率は更に上昇へ。

 売上高1, 375億円(前年度比3%増)、営業利益100億円(同17%増)、経常利益100億円(同17%増)、当期純利益70億円(同19%増)。増収に加えて営業利益率がさらに良化する想定である。

◇  株価動向:

 本決算の発表直後、株価は急騰し一時2,200円をつけ、その後調整している。しかし本決算発表直前の株価を下回ることはなく、足もとでは1,500円台で推移している。

 決算期 売上高
(百万円)
前期比
(%)
営業利益
(百万円)
前期比
(%)
経常利益
(百万円)
前期比
(%)
当期利益
(百万円)
前期比
(%)
EPS
()
DPS
()
2020/12 116,210 -4.9 1,798 99.1 1,881 99.0 -235 -5.18 13.00
2021/12 115,839 -0.3 2,536 41.0 2,437 29.5 1,166 25.82 15.00
2022/12 123,324 6.4 4,582 79.0 4,177 71.4 5,294 353.9 116.99 37.00
2023/12 132,985 7.8 8,523 86.0 8,555 104.8 5,905 11.5 130.29 42.00
2024/12(会予) 137,500 3.4 10,000 17.3 10,000 16.9 7,000 18.5 144.12 52.00

 

◇  2023/12期4Q決算サマリー:収益体質化定着。最高益更新し増配。

 イトーキ(以下、同社)の2023/12期4Q決算(通期)は売上高1, 329億円(前年度比8%増)、営業利益85億円(同86%増)となり、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益全てにおいて過去最高を更新した。

 リニューアル案件やオフィス移転などを着実に売上高に積み上げつつ、提供価値の向上を通じて利益率を大幅に改善した。この結果、戦略的支出による販管費増をこなして会社計画を上回る利益をあげている。

 セグメント別では、ワークプレイス事業と設備機器・パブリック事業の各々で増収増益となり営業利益率も良化している。隙のない決算である。

 また、好業績を受けて2023年12月期末配当は前年度比5円増配の42円とされた。

 同業他社も好業績であることが示すように業界環境は追い風である。しかし同社の営業利益率は過去10年には見られなかった6%台に一気に上昇しており、湊社長体制で体質強化が進んだと評価すべきであろう。中期計画最終年度に「収益体質の作りこみ」を完了したと言えそうだ。

出所:同社資料より Omega Investment 作成

  従来の中期経営計画を達成:

  2023年12月期の着地は、従来の中期計画に対して、売上高はほぼ想定通りに、営業利益額、営業利益率、ROEは目標を超過達成している(下記のグラフをご参照)。単体を中心に、人事考課を平等から「公平」にシフトし社員をエンパワーしたこと、採算重視を徹底したこと、オフィスデザインなどの提案力を強化したことなどの、内部要因が重層的に効果を発現したと考えられる。

 この結果、特に注目したい点が二つある。一つは、以前に比べてより社員が会社に誇りを感じるようになっており、従業員のエンゲージメントにポジティブな結果が出ている点、もう一つはROEが11.3%まで改善したことで株価上昇、PBR1倍超えを実現した点である。

 「収益体質の作りこみ」が財務数値の改善にとどまらず、社員に前向きに消化されていること、こうした総合的な体質強化が株式市場の評価向上にもつながっている公算が高いことがうかがわれ、初期の目標を十分に達成できたと言えそうだ。

出所:同社資料より Omega Investment 作成

  アドバンテッジアドバイザーズ(株)との事業提携終了:

 2024年2月13日、20日、21日の同社による適時開示によれば、同日アドバンテッジアドバイザーズ社(以下、AA)に発行されていた新株予約権が全量行使され、この結果普通株式11.7百万株が交付されたこと、この対価として40.7億円が同社に払い込まれたこと、2月21日に同社が7.965百万株を159億円で自己株式取得を行ったことなどが明らかになっている。2月28日の大量保有報告書によれば、AA社はこの取引で取得した全ての同社株の売却を完了している。

 ポイントを整理すると次のようになる。中長期的な観点で言えば大きな懸念材料にあたらないと考える。

-発行済株式数の増加:2023年12月末の発行済株式数は自己株式数を控除すると45.3百万株であり、今回の一連の取引後の自己株式控除後の発行済株式数は49.1百万株になる。これは約8%の株数増加にあたり、希薄化としては合理的な規模である。今後の業績拡大、配当性向の引き上げなどを勘案すると、多くの株主に許容されうると考えられる。

-財務負担:約120億円の資金を要したが、同社は2023年12月時点で約80億円のネットキャッシュ・ポジションである。収益力の改善も顕著であることから、借入等の負債調達に関して金額・金利等の条件面で支障はないと見られる。

-自己株式の処理:今回取得した約半分にあたる4百万株については消却が実施された(2024年3月8日)。

-事業提携終了による影響:新株予約権の行使に伴い、事業提携は終了した。決算の成果および経営陣からのメッセージを見る限り、同社は収益体質の作り込みを内部化できていると見られることから、事業提携終了による直接的なマイナス要因は少ないと見られる。 

出所:同社資料より Omega Investment 作成

  新中期経営計画 RISE To GROWTH 2026高収益化フェーズへ移行。

 2024〜2026年の新中期経営計画「RISE TO GROWTH 2006」が発表された。持続的な成長力を高める《高収益化フェーズ》との位置付けである。

 オフィスをはじめとするワークプレイスのあり方とその生産性向上が注目を高めており、オフィスをコストとして一面的に捉える見方から、投資効果を追求する人的資本投資の対象であるとの見方に顧客企業の経営層の思考様式が変わりつつある。さらにオフィスのDXおよびオフィス機器のIoTが進むことも想定される。

 同社は、“明日の「働く」を、デザインする”というミッションを掲げており、このようなワークプレイスに対するニーズの変容を同社の長期的飛躍に結びつけたいと考えているようだ。

 今回の中期経営計画では「Tech x Design based on PEOPLE」というコンセプトに基づき重点戦略「7 Flags」およびESG戦略で構成されている。

 財務目標は、2026年における売上高1,500億円(2023年12月期比13%増)、営業利益140億円(同64%増)、営業利益率9%(同3%ポイント増)、ROE15%(同4%ポイント増)であり、増収以上に利益率向上に力点を置いた内容であり、2026年には収益性の点で業界トップクラスを目指すという意欲が垣間見える。

 株式市場に対するメッセージとしては、株式資本コストを9〜10%と想定したうえでこれを超過するROEの実現を目指すと同時に、資本コストの削減にも取り組むことを通じて、株主価値の最大化、PBR向上につなげるというものである。株主還元についても配当性向を従来比10%ポイント引き上げて40%にする。現在の株式市場の期待に十二分に応えた内容である。

 詳細は後述するが、本業基盤の強化、オフィス関連の新規事業の種まき、専門施設領域の育成、連結ベースでの収益体質強化、人的資本、財務戦略など、広範囲にわたってよく練り上げられた計画と言える。

 初年度から、財務目標に対する進捗率に対して投資家の注目が集まると推察される。

出所:同社資料より Omega Investment 作成

この7つの重点施策について、その概要とKPIについて以下の通りまとめておく。

2024-2026中期経営計画
Flag 1 Office1.0/2.0 領域 新しい働き方やその働き方を実装するオフィス空間などに対し、付加価値提案を強化し、売上と利益のベースを確保する。  
   施策1 商品力強化を通じ、体験価値を訴求 《Office1.0》  
   施策2 空間一体での付加価値提案 《Office2.0》  
   KPI 2026年売上高2023年比+10%成長 営業利益率10%  
Flag 2 Office3.0領域 オフィス家具のIoT化と空間センシングにより、データドリブンで、最適な働き方・オフィス空間を提供するサービスを開発する  
   施策1 新規データサービスの開発《Office3.0》 *1
   施策2 AI企業との協業および資本提携  
   KPI 2026年単年度売上高30億円 3年間の累計投資額25億円(人件費は除く)  
Flag 3 専門施設領域 物流施設領域・研究施設領域において開発・エンジニアリングにリソースを重点配分し、第2の柱に育成する  
   施策1 専門施設領域の拡大 *2
   施策2 保守ビジネスの確立  
   KPI 専門施設領域売上高300億円(2023年比+40%成長) 営業利益20億円(2023年比+40%成長) 2026年開発・エンジニアリング体制の強化+50名以上  
Flag 4 高収益化 グループ生産供給体制の再編と社内ITインフラの刷新により生産・業務効率を高める  
   施策1 サプライチェーン最適化  
   施策2 業務の「標準化・簡素化・自動化」  
   KPI 2026年製造原価+物流費(連結)2023年比5%削減 2026年一人当たり営業利益の増加2023年比+50% 3年間の累計社内IT関連投資額(DX)80億円  
Flag 5 グループシナジー イトーキ単体で実施した構造改革プロジェクトによる成功体験をグループ会社に水平展開し、グループシナジーを追求する  
   施策1 グループ会社への構造改革手法の水平展開  
   施策2 グループ会社間での機能連携の促進  
   KPI 2026年連結グループ会社(イトーキを除く連結グループ会社の単純合算値) 営業利益率2023年比2%改善 2026年グループ外キャッシュアウト30億円削減  
Flag 6 人的資本 人事制度改革を軸に、社員11人の主体的かつ能動的な「創意と工夫」を啓発する  
   施策 人事制度の変革 Professional X Retention X Pay for Performance  
   KPI 2026年従業員エンゲージメント調査結果 重要指標「誇り」への肯定回答割合85% 2026年女性管理職比率13%  
Flag 7 財務戦略 中長期の観点から、成長戦略投資・社員還元・株主還元を計画的に実践する  
    3年間合計で基礎CFとその他分配可能資金合計で650-750億円を創出 戦略投資250億円・R&D50億円・設備投資100億円、人的資本投資100億円、株主還元200億円に分配 *3
    資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 *4
E 環境 生態系へのネガティブインパクト・ゼロ社会の実現へ貢献  
S 社会 自社のビジネスを通じ、社会の人的資本の最大化に貢献  
G ガバナンス 連結視点に立ったグループ全体のガバナンスの確立  
補足情報 *1 2024年2月14日、オフィス内のセンシングデータなどを道標にしながら、アジャイルなオフィス構築とその運用を伴走型で支援する、コンサルティングサービス「Data Trekking(データ・トレッキング)」を 開始。コト売りによる付加価値向上と収益のリカーリング化が期待される。  
  *2 物流向けSAS(シャトル式立体自動倉庫システム)の多品種展開、研究施設向け気流制御新製品投入によるシェア拡大、創薬/医療・半導体製造向け成長分野事業の確立  
  *3 *4 次図をご参照  

出所:同社資料より Omega Investment 作成

補足情報*3 収益力の改善の成果を中長期戦略に沿って再投資に振り向け、加えて株主還元も強化する

出所:同社資料より Omega Investment 作成

補足情報*4 株主資本コストを上回るROEを実現し、エクイティスプレッド拡大を通じてPBR上昇を促す

出所:同社資料より Omega Investment 作成

202412月期会社予想:増収増益継続、営業利益率は更に上昇へ。

 売上高1, 375億円(前年度比3%増)、営業利益100億円(同17%増)、経常利益100億円(同17%増)、当期純利益70億円(同19%増)であり、増収に加えて営業利益率がさらに良化する想定である。

 売上高の想定は足元の保有商談の増加率と同程度である。一方、利益に関しては、2023年12月期に戦略的な販売管理費の投下を除く営業利益は110億円であったことから、営業利益予想100億円到達は既に射程圏にあるとみなせる。

出所:同社資料より Omega Investment 作成

◇ 株価動向と注目点:決算発表後株価急騰。2006年の高値を超える。

 同社の株価は2023年秋口まで一本調子で上昇し高値1,587円をつけたのち調整に入り、2023年12月には一時1,189円をつけた。しかしその後1,500円台に持ち直して2023年12月期の決算発表を迎えた。

 株式市場はこの決算内容、中期経営計画の内容、および新株予約権行使に対する自己株式取得による対応を評価し、株価は2,200円まで急騰したが、その後は調整に入っている。

 ただし、現状の株価は決算発表直前の株価水準を下回ることなく推移している。PBRも1倍を有意に超えていることを踏まえると、同社の変革と業績拡大に対して株式市場の期待が根強いことを示していると言えるだろう

 当面は以下の諸点に注目したい。

-季節要因で利益が出やすい第1四半期の業績進捗

-新中期経営計画で示された7 Flagsの諸施策のニュースフロー

-AA社が保有する株式の売却の進捗

出所:Omega Investment 作成

財務データ(四半期ベース)

 
2020/12
2021/12
2022/12
2023/12
 
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
[損益計算書]
                               
売上高
37,707
26,997
21,489
30,017
32,167
29,468
22,412
31,858
35,345
28,411
26,205
33,363
36,965
31,225
28,667
36,128
前年同期比(%)
11.2
-9.3
-24.5
-0.1
-14.7
9.2
4.3
6.1
9.9
-3.6
16.9
4.7
4.6
9.9
9.4
8.3
売上原価
23,710
17,765
13,811
19,036
20,101
18,729
14,443
20,872
21,483
18,030
16,678
21,384
22,216
18,954
17,483
22,091
売上総利益
13,997
9,232
7,678
10,981
12,020
10,722
7,953
10,999
13,862
10,381
9,527
11,979
14,748
12,271
11,184
14,037
販売費及び一般管理費
10,996
9,602
9,590
9,901
10,352
9,453
9,203
10,150
9,898
9,973
9,812
11,484
9,970
10,047
11,006
12,694
営業利益
3,001
-370
-1,912
1,079
1,698
1,275
-1,242
829
3,964
407
-285
496
4,777
2,225
177
1,344
前年同期比(%)
43.5
-43.4
-23.2
133.4
-68.7
-40.2
20.5
446.7
171.0
営業利益率(%)
8.0
-1.4
-8.9
3.6
5.3
4.3
-5.5
2.6
11.2
1.4
-1.1
1.5
12.9
7.1
0.8
3.7
営業外収益
154
162
251
237
240
161
171
122
125
164
171
96
125
114
141
101
営業外費用
273
168
107
172
250
257
101
185
115
130
177
539
79
68
52
249
経常利益
2,882
-376
-1,768
1,143
1,657
1,173
-1,179
786
3,974
442
-291
52
4,824
2,271
265
1,195
特別利益
0
6
125
980
1,255
78
133
88
786
139
118
6,762
1
15
120
50
特別損失
116
42
55
1,503
20
456
518
1,474
44
64
38
3,465
21
10
24
308
税金等調整前四半期純利益
2,766
-412
-1,697
620
2,893
795
-1,565
-600
4,716
516
-211
3,351
4,804
2,275
363
936
法人税等合計
1,039
134
-195
654
1,028
490
-132
-796
1,381
246
-21
1,585
1,506
864
161
-60
親会社株主に帰属する四半期純利益
1,760
-557
-1,491
53
1,942
348
-1,440
316
3,388
288
-159
1,777
3,296
1,411
202
996
前年同期比(%)
43.6
10
496.2
74.4
-17.2
462.3
-2.7
389.9
-44.0
同利益率(%)
4.7
-2.1
-6.9
0.2
6.0
1.2
-6.4
1.0
9.6
1.0
-0.6
5.3
8.9
4.5
0.7
2.8
                                 
[貸借対照表]
                               
流動資産
69,811
60,382
52,463
57,183
65,543
62,170
55,249
57,753
69,458
64,096
59,873
71,027
72,230
68,755
68,040
73,304
現金及び預金
18,186
21,312
18,956
18,246
19,503
22,112
18,213
17,351
19,196
20,073
17,138
26,876
20,898
24,688
23,192
24,795
受取手形及び売掛金
37,611
27,230
20,298
26,599
32,061
26,596
21,385
26,783
 
受取手形、売掛金及び契約資産
35,205
28,234
24,111
29,316
34,519
28,377
26,948
31,158
固定資産
49,872
49,933
50,410
47,912
46,925
46,369
46,046
46,144
46,647
47,395
48,126
44,260
43,611
42,918
43,533
44,132
有形固定資産
27,612
27,350
27,329
26,206
25,184
24,779
24,887
24,417
25,105
26,042
26,932
24,978
24,689
24,952
24,730
24,792
無形固定資産
5,113
5,623
5,853
5,590
5,504
5,419
4,885
4,114
4,128
4,168
4,145
1,819
1,837
1,884
2,161
2,292
のれん
2,391
2,207
2,189
2,093
2,018
2,016
1,407
1,317
1,214
1,222
1,200
517
446
391
346
341
投資その他の資産
17,146
16,959
17,227
16,116
16,236
16,170
16,273
17,612
17,413
17,184
17,048
17,462
17,084
16,080
16,641
17,048
資産合計
120,352
110,940
103,453
105,096
112,469
108,540
101,295
103,898
116,105
111,492
108,000
115,288
115,841
111,693
111,573
117,437
流動負債
55,449
46,097
40,198
43,646
49,245
45,266
40,307
42,544
51,837
47,138
43,655
49,099
47,854
42,547
42,010
47,340
短期借入債務
15,616
13,289
14,239
13,234
13,458
12,061
12,409
12,500
15,014
11,976
11,738
11,239
10,874
10,299
10,383
10,276
固定負債
18,327
18,220
18,079
17,259
17,506
17,088
16,257
16,277
16,334
16,020
16,178
16,278
16,238
15,727
15,724
15,096
長期借入債務
9,475
9,574
9,453
8,508
8,711
8,193
7,435
7,591
7,427
7,174
7,266
7,530
7,453
7,062
6,959
6,577
負債合計
73,777
64,318
58,277
60,906
66,751
62,354
56,565
58,822
68,172
63,158
59,833
65,377
64,092
58,275
57,734
62,437
純資産合計
46,575
46,621
45,175
44,189
45,717
46,186
44,730
45,076
47,933
48,333
48,166
49,910
51,748
53,418
53,839
54,999
株主資本
45,479
45,390
43,786
43,691
45,047
45,419
43,979
44,301
47,249
47,567
47,408
49,185
50,806
52,267
52,469
54,960
資本金
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
資本剰余金
9,201
9,642
9,641
9,628
9,628
9,632
9,632
9,638
9,638
9,638
9,638
9,638
9,638
9,665
9,665
9,665
利益剰余金
31,030
30,461
28,884
28,950
30,306
30,654
29,213
29,530
32,477
32,769
32,610
34,387
36,008
37,419
37,621
38,617
自己株式
-46
-6
-33
-182
-182
-161
-161
-161
-161
-134
-134
-134
-314
-111
-111
-111
新株予約権
   
45
45
45
45
45
45
45
45
45
45
45
45
45
45
負債純資産合計
120,352
110,940
103,453
105,096
112,469
108,540
101,295
103,898
116,105
111,492
108,000
115,288
115,841
111,693
111,573
117,437
                                 
[キャッシュ・フロー計算書]
                               
営業活動によるキャッシュ・フロー
 
5,404
 
-843
 
4,577
 
-1,803
 
4,581
 
1,223
 
4,078
 
2,243
投資活動によるキャッシュ・フロー
 
-1,442
 
290
 
503
 
-1,673
 
-1,410
 
6,333
 
-3,265
 
-747
財務活動によるキャッシュ・フロー
 
293
 
-2,560
 
-1,418
 
-1,240
 
-661
 
-765
 
-3,266
 
-882
フリーキャッシュフロー
 
3,962
 
-553
 
5,080
 
-3,476
 
3,171
 
7,556
 
813
 
1,496
現金及び現金同等物の増減額
 
4,240
 
-3,037
 
3,787
 
-4,687
 
2,630
 
6,911
 
-2,466
 
711
現金及び現金同等物の期首残高
 
15,494
 
19,735
 
16,697
 
20,485
 
15,797
 
18,509
 
25,420
 
22,953
現金及び現金同等物の四半期末残高
 
19,735
 
16,697
 
20,485
 
15,797
 
18,509
 
25,420
 
22,953
 
23,664

出所:同社資料より Omega Investment 作成

財務データ(通期ベース)

 
2013/12
2014/12
2015/12
2016/12
2017/12
2018/12
2019/12
2020/12
2021/12
2022/12
2023/12
[損益計算書]
                     
売上高
103,461
102,993
106,516
101,684
108,684
118,700
122,174
116,210
115,839
123,324
132,985
前期比(%)
-1.9
-0.5
3.4
-4.5
6.9
9.2
2.9
-4.9
-0.3
6.4
7.8
売上原価
67,118
66,797
68,374
65,021
69,966
77,436
80,495
74,322
74,145
77,575
80,744
売上総利益
36,343
36,196
38,142
36,663
38,718
41,264
41,679
41,888
41,694
45,749
52,240
売上総利益率(%)
35.1
35.1
35.8
36.1
35.6
34.8
34.1
36.0
36.0
37.1
39.3
販売費及び一般管理費
32,203
33,723
33,836
33,862
35,761
39,339
40,776
40,089
39,158
41,167
43,717
営業利益
4,140
2,472
4,306
2,800
2,956
1,925
903
1,798
2,536
4,582
8,523
営業利益率(%)
4.0
2.4
4.0
2.8
2.7
1.6
0.7
1.5
2.2
3.7
6.4
営業外収益
813
841
898
771
750
889
677
804
694
556
481
営業外費用
528
495
605
483
412
448
634
720
793
961
448
経常利益
4,425
2,818
4,599
3,087
3,295
2,365
945
1,881
2,437
4,177
8,555
特別利益
685
615
171
97
228
919
27
1,111
1,554
7,805
186
特別損失
238
262
524
267
121
204
35
1,716
2,468
3,611
363
税金等調整前当期純利益
4,872
3,171
4,246
2,918
3,401
3,081
938
1,277
1,523
8,372
8,378
法人税等合計
876
813
-385
1,068
959
1,339
1,517
1,632
590
3,191
2,471
親会社株主に帰属する当期純利益
3,910
2,160
4,530
1,907
2,402
1,722
-550
-235
1,166
5,294
5,905
同利益率(%)
3.8
2.1
4.3
1.9
2.2
1.5
-0.5
-0.2
1.0
4.3
4.4
                       
[貸借対照表]
                     
流動資産
52,925
55,714
56,342
52,410
58,147
62,143
58,109
57,183
57,753
71,027
73,304
現金及び預金
19,553
21,211
21,456
19,839
19,977
16,229
17,030
18,246
17,351
26,876
24,795
受取手形及び売掛金
26,243
25,965
26,138
23,241
26,869
33,160
28,244
26,599
26,783
   
受取手形、売掛金及び契約資産
                 
29,316
31,158
固定資産
42,335
41,007
41,832
43,271
44,073
46,559
49,955
47,912
46,144
44,260
44,132
有形固定資産
28,193
27,041
26,395
25,322
24,426
26,362
27,781
26,206
24,417
24,978
24,792
無形固定資産
1,230
1,109
1,313
1,142
3,651
4,437
4,945
5,590
4,114
1,819
2,292
のれん
34
26
240
208
2,793
3,005
2,413
2,093
1,317
517
341
投資その他の資産
12,911
12,857
14,123
16,806
15,995
15,760
17,229
16,116
17,612
17,462
17,048
資産合計
95,261
96,721
98,175
95,681
102,221
108,703
108,778
105,096
103,898
115,288
117,437
流動負債
35,359
36,677
36,106
35,390
39,683
45,133
47,559
43,646
42,544
49,099
47,340
短期借入債務
11,473
11,087
10,940
11,760
12,564
11,721
15,533
13,234
12,500
11,239
10,276
固定負債
16,874
16,854
14,756
14,888
15,211
16,076
15,385
17,259
16,277
16,278
15,096
長期借入債務
5,124
5,089
5,171
5,296
5,328
5,113
6,633
8,508
7,591
7,530
6,577
負債合計
52,234
53,532
50,863
50,278
54,894
61,210
62,944
60,906
58,822
65,377
62,437
純資産合計
43,026
43,189
47,311
45,402
47,326
47,492
45,834
44,189
45,076
49,910
54,999
株主資本
41,079
41,632
45,677
44,949
46,863
46,854
45,370
43,812
44,931
49,871
54,960
資本金
5,277
5,277
5,277
5,277
5,277
5,277
5,294
5,294
5,294
5,294
5,294
資本剰余金
13,061
13,061
13,222
13,140
12,404
9,786
9,201
9,628
9,638
9,638
9,665
利益剰余金
22,073
23,556
29,223
30,504
32,315
31,104
29,862
28,950
29,530
34,387
38,617
自己株式
-833
-834
-3,000
-4,700
-4,701
0
-46
-182
-161
-134
-111
新株予約権
             
45
45
45
45
負債純資産合計
95,261
96,721
98,175
95,681
102,221
108,703
108,778
105,096
103,898
115,288
117,437
                       
[キャッシュ・フロー計算書]
                     
営業活動によるキャッシュ・フロー
3,162
5,715
4,522
5,072
3,565
1,384
3,586
4,561
2,774
5,804
6,321
投資活動によるキャッシュ・フロー
-1,978
-1,742
-803
-4,044
-2,971
-3,094
-3,221
-1,152
-1,170
4,923
-4,012
財務活動によるキャッシュ・フロー
51
-2,179
-3,807
-2,571
-706
-2,463
0
-2,267
-2,658
-1,426
-4,148
フリーキャッシュフロー
1,184
3,973
3,719
1,028
594
-1,710
365
3,409
1,604
10,727
2,309
現金及び現金同等物の増減額
1,944
1,814
184
-1,619
88
-4,031
952
1,203
-900
9,622
-1,755
現金及び現金同等物の期首残高
16,156
18,102
19,918
20,103
18,483
18,571
14,540
15,494
16,697
15,797
25,420
現金及び現金同等物の期末残高
18,102
19,918
20,103
18,483
18,571
14,540
15,494
16,697
15,797
25,420
23,664

出所:同社資料より Omega Investment 作成