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Omega Investment株式会社

デジタルハーツホールディングス (Company note – 1Q update)

株価(9/7)1,130 円予想配当利回り(24/3)1.86 %
52週高値/安値2,053 / 1,109 円ROE(23/3)9.11 %
1日出来高(3か月)95.2 千株営業利益率(23/3)7.38 %
時価総額269 億円ベータ(5年間)0.90
企業価値248 億円発行済株式数 23.890 百万株
PER(24/3予)11.98 倍上場市場 東証プライム
PBR(23/3実)2.90 倍
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引続きエンタープライズ事業が伸長し、2桁の増収。AGESTスピンオフ上場準備は着実に進捗

決算サマリー:エンタープライズ事業が牽引し、2桁増収。戦略投資により営業減益も、概ね計画通りの進捗で、通期増益を目指す

 デジタルハーツホールディングス(以下、同社)の2024/3期1Q決算は、エンタープライズ事業が牽引し、売上高は前年同期比2桁増、93.0億円となった。一方、営業利益は、エンターテインメント事業の減収の影響や、(株)AGESTスピンオフ上場関連費用も含めた戦略投資により販管費が増加したことなどにより減益となったが、概ね計画通りで着地した(4.0億円)。親会社株主に帰属する四半期純利益は 3.4億円、18.3%の減益に。

 セグメント別では、エンタープライズ事業の売上高は 46.6億円(29.9%増)、営業利益 0.8億円(240.4%増)。引続きDX加速等の追い風を受け、中核子会社のAGESTを中心に売上を拡大。未だエンターテインメント事業と比較すると水準は低いが、大幅な増益となった。一方、エンターテインメント事業の売上高は 46.6億円(3.3%減)、営業利益 8.4億円(18.5%減)。国内デバッグの前年同期の売上が高水準であったことの反動はあるが、概ね計画通り。セグメント利益は、売上減に加え、優秀な人材確保のためテスター時給の引き上げを行った影響などにより減益となった。

株価動向:調整局面続く

 同社株価は、5月の前期決算発表以降 1,300円前後の水準で推移してきたが、今回の決算発表を受け一段と下げることとなった。前回のレポートにも記したように、 (株)AGESTのスピンオフ上場の投資家にとってのメリットが十分伝わりづらいことに加えて、1Qの減益決算が一因と推察される。今後、下期に掛けて収益の改善が進むとともに、スピンオフ上場準備が進捗することによる同社株価の再評価に期待したい。

2024/3期通期決算:通期予想は変更なし

 1Q終了時点で、2024/3期通期予想については変更なし。売上高 40,750百万円(11.6%増)、営業利益 3,120百万円(4.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,100百万円(162.6%増)を据え置いている。1Q末時点の、それぞれの通期予想に対する進捗率は、22.8%、13.0%、16.1%。同社では、概ね会社計画通りの進捗としており、下期以降の収益性改善により、スピンオフ上場の準備費用(約 250百万円)を織り込みつつも、4年連続となる営業増益の達成を目指している。

(株) AGESTのスピンオフ上場:上場に向けた準備を推進

 前期決算発表と合わせて公表したAGESTのスピンオフ上場計画であるが、既に主幹事・監査法人を選任。併せて、上場企業としての本部機能構築に向けた人材の再配置、中途採用を実施。計画通り、着実に進行しているもようだ。

 決算期 売上高
(百万円)
前期比
(%)
営業利益
(百万円)
前期比
(%)
経常利益
(百万円)
前期比
(%)
当期利益
(百万円)
前期比
(%)
EPS
()
DPS
()
2020/3 21,138 9.8 1,394 -13.2 1,372 -16.9 792 -49.7 36.31 14.00
2021/3 22,669 7.2 1,908 36.9 1,975 43.9 974 23.0 45.15 14.00
2022/3 29,178 28.7 2,696 41.3 2,774 40.4 1,778 82.5 82.25 15.00
2023/3 36,517 25.2 3,000 11.3 3,152 13.6 799 -55.0 36.50 21.00
2024/3(会予) 40,750 11.6 3,120 4.0 3,160 0.2 2,100 162.6 95.86 21.00
2023/3 1Q 8,372 37.3 634 -0.3 632 -5.6 413 -15.1 19.14 0.00
2024/3 1Q 9,296 11.0 404 -36.3 415 -34.4 338 -18.3 15.20 0.00

 

通期連結売上高 / 営業利益トレンド

出所:同社 2024年3月期 第1四半期決算説明資料(2023/8/10)

2024/31Q決算:増収減益で着地。引続きエンタープライズ事業が売上を牽引

 同社の2024/3期1Q決算は、エンタープライズ事業が牽引し、売上高は1Qとして過去最高の 9,296百万円、11.0%の増収を達成した。一方営業利益は、エンターテインメント事業が減収となったことに加え、 (株) AGEST スピンオフ上場のための費用も含めた戦略的投資により販管費が増加した結果、404百万円、36.3%の減益となった。同社では、概ね計画通りに進捗しており、通期での営業増益を目指すとしている。親会社株主に帰属する四半期純利益は 338百万円、18.3%の減益となった。

 EBITDAベースでの増減分析は、下図を参照。エンタープライズ事業のEBITDAは、海外子会社の粗利減による粗利率の低下や販管費増をこなし、増収に伴う粗利の増加により、前年同期の185百万円から、274百万円に47.7%の増加となった。一方、エンターテインメント事業は、減収に伴う粗利の減少及び粗利率の低下が大きく響き、同 1,123百万円から918百万円へと18.3%減少している。

EBITDA増減分析

出所:同社 2024年3月期 第1四半期決算説明資料(2023/8/10)

セグメント別売上高/利益の推移(四半期ベース)

出所:同社資料より Omega Investment 作成

セグメント別動向:(上図及びP7の表も参照)

1) エンタープライズ事業:売上高 4,663百万円、29.9%増、営業利益 83百万円、240.4%増

 DXを追い風とした既存事業の拡大にM&Aの上積み効果もあり、前年同期比 約3割の売上増を実現。一方で、粗利率は、海外子会社2社での売上減少や人件費増等による採算性の悪化により一時的に低下、前年同期の26.7%から24.0%となった。一方、販管費は、営業強化や採用等の戦略投資を行いつつも、10億円前後のコントロールを継続。その結果、セグメント利益は、83百万円と 240.4%増に。セグメント利益率も、前年同期の 0.7%から 1.8%へと大きく改善した。

 サブセグメントの動向は以下の通り。

QAソリューション:売上高 3,101百万円(47.5%増)。引続きDX加速等の追い風を受け、中核子会社の(株)AGESTを中心に順調に売上を拡大。当1Qより、SAPの導入支援を行う(株)GPC(4月に子会社化)の連結を開始しておりその分の売上寄与があるが、同M&Aの効果を除いても、前年同期比 38%増の大幅増収を達成している。海外子会社2社(DEVELOPING WORLD SYSTEMS, MK Partners)における売上の減少や、人件費増の影響等で粗利率は一時的に低下(28.2%、前年同期比 4.0ポイント低下)した。同社では、これらの海外子会社のマネジメント体制の見直し等を進めており、2Q以降の粗利率は30%台に回復すると見込んでいる。

 中核子会社であるAGESTを中心に、“テック”ブランドを活かした積極的なエンジニア採用活動を継続したほか、AGESTの認知度向上に向けたプロモーション活動等を推進。また、ミューテーションテストに続きコード解析を新たにローンチする等、開発の最終工程におけるテストの実施だけではなく、開発の上流工程から品質を支える“シフトレフト”に対応した高付加価値型ソリューション“QA for Development”のサービスを引続き拡充している。

 QAソリューションの主要KPIは、下表参照。1Q末の受注顧客数は前年同期比 +197社、平均顧客単価も 13百万円と大きく拡大している。エンジニア数については、前年度において海外子会社における人員の最適化を行なった(-120名)が、国内だけで見ると206名の増加となっており、着実に増強が進んでいるといえよう。

ーITサービス及びその他: 売上高 1,562百万円(5.1%増)。リモートワークの拡大等を背景に増加する需要を確実に獲得、セキュリティ監視サービスは 27%増加。2021年6月にに子会社化したアイデンティティーのエンジニア登録人数が 29千人の規模に達する等、事業基盤は着実に拡大している。

QAソリューション主要KPI

  2022/3期 2023/3期       2024/3期
  4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
受注顧客数(社) 748 627 650 693 808 824
平均顧客単価(百万円) 10 10 12 12 13 13
エンジニア数(名) 924 961 1,026 993 1,009 1,047

出所:同社資料より Omega Investment 作成

2) エンターテインメント事業:売上高 4,661百万円、3.3%減、営業利益 844百万円、18.5%減

 前年はコンソールゲームを中心に高水準の売上を記録しており、その反動もあり減収となった。利益面では、売上減に加えて、優秀な人材確保のためにテスター時給を引き上げる等の人件費増の影響もあり、18.5%の減益に。同社では、概ね会社計画通りとして、売上高、利益とも下期の回復を見込んでいる。

ー国内デバッグ:売上高 3,171百万円(4.9%減)コンソールゲームにおいて大型タイトルが相次いで発売された前年からの反動が大きく減収に。但し、四半期売上高は 31億円と高水準を維持しており、概ね会社計画通り進捗している。売上減少に加え、4月から実施した時給アップによる人件費増、新拠点開設(熊本)等のコスト増が要因で、粗利率は前年同期の 32.8%から28.8%に低下した。同社では、売上拡大及び価格転嫁の浸透により、下期には再度 30%台に回復すると見込んでいる。

ーグローバル及びその他:売上高 1,490百万円(0.4%増)ゲーム規制の影響が残る中国市場において不透明さが続くが、注力分野であるグローバルサービス(翻訳・LQA、マーケティング支援)の売上が、台湾事業の再編等の影響を除くと、前年同期比 13%の成長を記録している。また、韓国事業のマーケティング人材強化や欧米のローカライズの強化等を進め、グローバルネットワーク構築に向けた海外アライアンスを推進中。

2024/3期業績予想:期初予想を据え置き

 1Q終了時点で、2024/3期通期予想については変更なし。売上高 40,750百万円(11.6%増)、営業利益 3,120百万円(4.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,100百万円(162.6%増)を据え置いている。特に、エンターテインメント事業は減収減益となったが、同社では織り込み済みとしており、下期に掛けては回復を見込んでいる。1Q末時点の、それぞれの進捗率は、22.8%、13.0%、16.1%。今期はスピンオフ上場の準備費用(約 250百万円)も利益面のマイナス要因となるが、下期以降の収益貢献により、4年連続となる営業増益の達成を目指すとしている。

株価動向:調整局面続くが、今後の動向を注視

 同社株価は、5月の前期決算発表後、大きく下落。一時1,300円を割り込み、その後、1,300円前後の水準で推移してきたが、今回の決算発表を受け一段と下げることとなった。2021年12月に付けた直近の高値、2,700円と比較し半分以下に落ち込んでいる。エンタープライズ事業は引続き高成長が期待できるものの、利益貢献度ではエンターテインメント事業に及ばず、一方でエンターテインメント事業においては、前期国内デバッグ市場好調の反動と中国市場での不透明感が残っている。また、スピンオフ上場の準備費用の負担等もあり、通期業績予想における利益の伸びが弱含みとなっていることが、株価の重石となっていると考えられる。しかしながら、エンタープライズ事業は引続き高成長が見込まれ、それに伴って利益の伸びが期待される。また、エンターティンメント事業はグローバル事業、新規分野での成長ポテンシャルがあることにも留意したい。これら成長期待の顕在化と、下期に掛けての収益面での改善、そしてスピンオフ上場準備が順調に進捗し、同スキームの投資家にとってのメリットが周知されれば、同社株価の再評価も期待されるだろう。

デジタルハーツホールディングス (3676) 株価動向(直近3ヵ年)

()AGESTのスピンオフ上場プロジェクト

 同社は2023/3期決算の開示に併せて、(株)AGESTのスピンオフ上場の準備を開始したことを公表した。同社では、2017年より第二創業としてエンタープライズ事業に本格参入。当初は投資が先行し全体の収益を圧迫したが、直近ではエンターテインメント事業と並ぶ売上高を積み上げ、また利益面でも黒字化が定着してきた。2022年4月には、グループ組織再編により、エンタープライズ事業は中核企業である(株)AGESTを中心とする組織体制に移行したが、今回のスピンオフ上場で同社グループは新たな成長のステージへと踏み出すこととなる。

 同社では、AGESTのスピンオフ上場後の成長イメージを下図のように示している。エンタープライズ事業は、先端品質技術を追求したグローバルNo.1のQAカンパニーへと、今後、事業拡大と成長投資を加速。一方で、エンターテインメント事業は、既に国内市場では大手の一角として優位な立場を占めているが、国内の非ゲーム分野や新技術関連、加えて、アジア・欧米も視野に入れたグローバル事業を展開し、エンターテインメント業界のグローバル・クオリティ・パートナーとしての成長を目指す計画である。

(株)AGESTのスピンオフ上場のイメージ

出所:同社 2024年3月期 第1四半期決算説明資料(2023/8/10)

 (株)AGESTを切り出すことにより、AGESTグループの成長が一層加速され、またエンタープライズ事業のヴァリュエーションで評価されるようになれば、同社グループ全体の企業価値の一層の向上が期待されよう。同社では、スピンオフ上場のスキームを次頁の図の通り説明している。現在の上場持株会社であるデジタルハーツホールディングスが(株)AGESTの株式を株主に現物配当。その結果、AGESTとデジタルハーツホールディングス間では、資本関係が解消され親子上場の形は避けられることとなる。そして、同社株主はスピンオフ上場後、AGEST株、デジタルハーツホールディングス株、両社の株式を所有することになる。

 今後数年掛けて準備、スキームの確定や証券会社、監査法人、取引所の審査を経て、詳細が詰められていく予定で、実際の上場までに一定の期間が必要となる見通しで、既に、主幹事証券会社及び監査法人を選任。また、上場企業としての本部機能構築に向けた人材の再配置、中途採用を実施しており、上場のための準備は、計画通り着実に進行しているもようだ。

 同社では、今回のスピンオフ上場の期待効果を、経営、資本、人材を分離・独立させることで、両事業の成長ポテンシャルを最大化させることとしている。スピンオフ上場の株主にとってのメリットを周知するために、今後のプロジェクトの進捗状況等について、引続き的確な情報発信が有効と考えられる。

スピンオフ上場のスキーム

出所:同社 2024年3月期 第1四半期決算説明資料(2023/8/10)

スピンオフスケジュールイメージ

出所:同社 2024年3月期 第1四半期決算説明資料(2023/8/10)

財務データ I

 
2021/3
     
2022/3
     
2023/3
     
2024/3
 
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
1Q*
2Q*
3Q*
4Q*
1Q
[セグメント別売上高]
                         
売上高
5,093
5,437
5,782
6,355
6,098
7,400
7,747
7,932
8,372
9,190
9,316
9,638
9,262
 前年同期比
2.1%
3.9%
6.0%
16.4%
19.7%
36.1%
34.0%
24.8%
37.3%
24.2%
20.3%
21.5%
11.0%
 エンタープライズ事業
1,523
1,540
1,710
2,246
2,029
2,833
3,074
3,553
3,589
4,025
4,451
4,774
4,663
  前年同期比
59.6%
35.1%
50.9%
25.2%
33.2%
83.9%
79.7%
58.2%
76.8%
42.0%
44.8%
34.3%
29.9%
  売上高構成比
29.9%
28.3%
29.6%
35.3%
33.3%
38.3%
39.7%
44.8%
42.9%
43.8%
47.8%
49.5%
50.2%
   QAソリューション
1,129
1,127
1,267
1,633
1,395
1,572
1,772
2,121
2,102
2,481
2,730
3,166
3,101
    前年同期比
23.6%
39.5%
39.9%
29.9%
50.7%
57.8%
54.1%
49.3%
47.5%
    売上高構成比
22.2%
20.7%
21.9%
25.7%
22.9%
21.2%
22.9%
26.7%
25.1%
27.0%
29.3%
32.8%
33.9%
   ITサービス及びその他
393
413
442
613
634
1,260
1,301
1,432
1,486
1,543
1,721
1,608
1,562
    前年同期比
61.3%
205.1%
194.3%
133.6%
134.3%
22.4%
32.3%
12.4%
5.1%
    売上高構成比
7.7%
7.6%
7.6%
9.6%
10.4%
17.0%
16.8%
18.1%
17.7%
16.8%
18.5%
16.7%
16.8%
 エンターテインメント事業
3,566
3,900
4,072
4,109
4,069
4,566
4,672
4,378
4,818
5,201
4,906
4,889
4,661
  前年同期比
-11.6%
-4.7%
-5.8%
12.1%
14.0%
17.1%
14.7%
6.6%
18.4%
13.9%
5.0%
11.7%
-3.3%
  売上高構成比
70.0%
71.7%
70.4%
64.7%
66.7%
61.7%
60.3%
55.2%
57.6%
56.6%
52.7%
50.7%
50.1%
   国内デバッグ
2,681
2,846
2,953
3,054
2,931
3,030
3,149
3,011
3,334
3,561
3,220
3,720
3,171
    前年同期比
9.3%
6.4%
6.7%
-1.4%
13.7%
17.5%
2.2%
8.6%
-4.9%
    売上高構成比
52.7%
52.4%
51.1%
48.1%
48.1%
41.0%
40.7%
38.0%
39.8%
38.8%
34.6%
33.9%
34.1%
   グローバル及びその他
887
1,050
1,118
1,054
1,137
1,536
1,522
1,366
1,484
1,640
1,685
1,620
1,490
    前年同期比
28.2%
46.3%
36.1%
29.6%
30.4%
6.8%
10.7%
18.5%
0.4%
    売上高構成比
17.4%
19.3%
19.3%
16.6%
18.7%
20.8%
19.7%
17.2%
17.7%
17.8%
18.1%
16.8%
16.0%
                           
営業利益
158
369
655
725
636
733
753
572
634
738
752
875
404
 前年同期比
-16.4%
12.4%
19.7%
121.3%
301.3%
98.5%
14.9%
-21.1%
-0.3%
0.6%
-0.2%
52.8%
-36.3%
 営業利益率
3.1%
6.8%
11.3%
11.4%
10.4%
9.9%
9.7%
7.2%
7.6%
8.0%
8.1%
9.1%
4.3%
 エンタープライズ事業
-21
-7
64
152
87
144
171
241
24
79
194
340
83
  前年同期比
360.3%
51.3%
163.8%
58.7%
-72.0%
-45.2%
13.3%
40.6%
240.4%
  セグメント利益率
-1.4%
-0.5%
3.8%
6.8%
4.3%
5.1%
5.6%
6.8%
0.7%
2.0%
4.4%
7.1%
1.8%
 エンターテインメント事業
517
700
936
923
930
975
978
783
1,036
1,155
1,014
1,008
844
  前年同期比
-28.9%
-8.0%
5.0%
57.9%
79.9%
39.3%
4.5%
-15.2%
11.4%
18.5%
3.6%
28.8%
-18.5%
  セグメント利益率
14.5%
17.9%
23.0%
22.5%
22.9%
21.4%
20.9%
17.9%
21.5%
22.2%
20.7%
20.6%
18.1%

注)* 2023年3月期第4四半期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行なっており、全社及びエンタープライズ事業の営業利益に反映している。 また、2023/3期より、エンタープライズ事業のサブセグメント区分を変更している。売上高、営業利益とも調整額の項目があるため、セグメントの合計と全体は一致しないことがある。
出所:同社資料より Omega Investment 作成。

財務データ II

  2021/3       2022/3       2023/3       2024/3
  1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q* 2Q* 3Q* 4Q* 1Q
損益計算書                          
売上高 5,093 5,437 5,782 6,355 6,098 7,400 7,747 7,932 8,372 9,190 9,316 9,638 9,296
売上原価 3,819 4,002 4,001 4,700 4,271 5,290 5,579 5,645 5,899 6,478 6,690 6,817 6,890
売上総利益 1,273 1,437 1,781 1,655 1,827 2,109 2,167 2,287 2,472 2,713 2,625 2,820 2,406
販売費及び一般管理費 1,115 1,067 1,126 1,150 1,191 1,375 1,414 1,714 1,837 1,970 1,868 1,961 2,001
営業利益 158 369 655 725 636 733 753 572 634 738 752 875 404
営業外収益 38 10 24 5 38 31 12 30 5 150 78 -14 15
営業外費用 2 3 4 10 4 4 5 21 7 4 11 44 4
経常利益 194 376 675 720 670 760 759 582 632 889 824 800 415
特別利益   19 32   13 66 1 1 41 33
特別損失 82 13 16 415 2 42 32 35 6 171 1,052 2
税金等調整前四半期純利益 113 381 691 318 681 785 730 547 632 882 694 -218 412
法人税等合計 38 122 224 145 189 281 233 35 198 306 216 418 79
親会社株主に帰属する四半期純利益 99 256 438 180 487 429 445 415 413 533 450 -601 338
                           
[貸借対照表]                          
流動資産 6,648 7,291 8,017 9,744 9,604 9,848 10,658 10,392 10,874 12,182 11,569 12,528 12,160
 現金及び預金 3,027 3,482 4,085 5,076 4,911 5,435 5,746 5,208 5,573 6,850 5,948 6,456 6,240
 受取手形及び売掛金 2,889 3,099 3,201 4,097                  
 受取手形、売掛金及び契約資産         4,161 3,872 4,372 4,411 4,614 4,672 4,930 5,377 5,120
固定資産 3,205 3,167 3,160 4,593 6,321 6,178 6,342 7,217 8,158 8,505 8,343 7,052 7,234
 有形固定資産 560 549 565 598 602 623 621 693 1,067 1,077 1,100 1,169 1,259
 無形固定資産 1,445 1,424 1,433 2,670 4,389 4,244 4,225 5,139 5,206 5,750 5,593 4,188 4,146
  のれん 1,032 991 950 2,467 4,175 4,042 3,945 4,588 4,812 5,301 5,082 3,468 3,411
 投資その他の資産 1,199 1,193 1,161 1,324 1,330 1,309 1,495 1,384 1,883 1,678 1,649 1,694 1,828
資産合計 9,854 10,459 11,177 14,338 15,925 16,026 17,001 17,610 19,033 20,688 19,913 19,581 19,394
流動負債 4,450 4,655 5,061 7,904 8,954 8,775 9,354 9,679 10,759 11,330 9.495 9,930 10,126
 短期借入金 2,546 2,551 2,552 4,728 5,534 5,406 5,406 5,421 6,806 7,106 5,106 5,106 5,606
固定負債 62 132 135 119 294 55 58 364 162 154 113 176 185
 長期借入金 66 65 63 236 169
負債合計 4,513 4,788 5,196 8,024 9,249 8,830 9,413 10,044 10,921 11,485 9,608 10,107 10,311
純資産合計 5,340 5,670 5,980 6,314 6,677 7,196 7,588 7,566 8,111 9,202 10,304 9,474 9,082
株主資本 4,841 5,172 5,460 5,642 5,983 6,436 6,719 6,774 7,030 7,779 8,838 8,283 8,061
 資本金 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300 300
 資本剰余金 355 331 331 331 331 338 338 60 375 393 66
 利益剰余金 6,848 7,105 7,393 7,575 7,916 8,342 8,626 9,019 9,275 9,809 10,031 9,427 9,532
 自己株式 -2,662 -2,565 -2,565 -2,565 -2,565 -2,545 -2,546 -2,545 -2,545 -2,391 -1,868 -1,838 -1,838
 新株予約権 13 13 13 13 10 6 6
負債純資産合計 9,854 10,459 11,177 14,338 15,925 16,026 17,001 17,610 19,033 20,688 19,913 19,581 19,394
                           
[キャッシュ・フロー計算書]                          
営業活動によるキャッシュ・フロ   101   1,416   1,703   3,077   1,430   2,850  
 税金等調整前四半期純利益   494   1,504   1,466   2,744   1,520   1,996  
投資活動によるキャッシュ・フロ   -261   -1,813   -1,682   -2,537   -1,496   -1,903  
財務活動によるキャッシュ・フロ   -90   1,730   316   -546   1,488   141  
フリーキャッシュフロ   -160   -397   21   540      -66   947  
現金及び現金同等物の増減額   -252   1,341   359   132   1,676   1,283  
現金及び現金同等物の期首残高   3,704   3,704   5,041   5.041   5,173   5,173  
現金及び現金同等物の四半期末残高   3,447   5,041   5,400   5,173   6,850   6,456  

注)2023年3月期第4四半期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行なっており、PL上の営業利益に反映している。それ以外、経常利益以下、BS、CFについては非開示のため修正を行なっていない。
出所:同社資料より Omega Investment 作成。

財務データ(通期ベース)

 
2014/3
2015/3
2016/3
2017/3
2018/3
2019/3
2020/3
2021/3
2022/3
2023/3
損益計算書
                   
売上高
10,137
13,285
15,011
15,444
17,353
19,254
21,138
22,669
29,178
36,517
 前期比(%)
31.0
13.0
2.9
12.4
11.0
9.8
7.2
28.7
25.2
売上原価
6,653
9,336
10,690
10,938
12,394
13,791
15,566
16,235
20,787
25,885
売上総利益
3,484
3,948
4,320
4,506
4,958
5,463
5,571
6,433
8,391
10,632
販売費及び一般管理費
1,703
2,431
2,356
2,599
3,222
3,857
4,177
4,524
5,695
7,631
営業利益
1,780
1,517
1,963
1,906
1,735
1,605
1,394
1,908
2,696
3,000
 前期比(%)
14.8
29.4
-2.9
-9.0
-7.5
-13.2
36.9
41.3
11.3
 営業利益率(%)
17.6
11.4
13.1
12.3
10.0
8.3
6.6
8.4
9.2
8.2
営業外収益
22
66
43
128
57
109
22
80
112
220
営業外費用
15
57
49
37
10
63
44
13
34
68
経常利益
1,788
1,525
1,958
1,997
1,782
1,651
1,372
1,975
2,774
3,152
特別利益
18
 
9
17
2
733
 
55
83
75
特別損失
14
 
835
573
151
51
75
526
112
1,231
税金等調整前四半期純利益
1,792
1,525
1,132
1,441
1,632
2,333
1,296
1,504
2,749
1,996
法人税等合計
700
975
734
641
503
745
499
530
739
1,109
親会社株主に帰属する当期純利益
1,087
539
361
795
1,200
1,575
792
974
1,778
799
 前期比(%)
-50.4
-33.0
119.7
51.0
31.3
-49.7
23.0
82.7
-55.0
 当期純利益率(%)
10.7
4.1
2.4
5.1
6.9
8.2
3.7
4.3
6.1
2.2
                     
[補足データ]
                   
EPS
45.96
22.61
15.72
35.58
55.14
72.13
36.31
45.15
82.25
36.50
ROE(%)
33.6
13.8
10.5
29.2
40.0
38.6
16.3
18.4
28.0
10.1
ROA(%)
29.8
19.8
26.5
28.2
22.0
17.9
13.4
15.8
17.4
17.0
配当
16.00
34.00
38.00
23.00
11.50
13.00
14.00
14.00
15.00
21.00
 配当性向(%)
16.3
37.6
60.4
32.3
20.9
18.0
38.6
31.0
18.2
57.5
                     
貸借対照表
                   
流動資産
5,549
5,756
5,064
6,221
6,732
7,403
7,453
9,744
10,392
12,528
 現金及び預金
3,693
3,058
2,197
3,344
3,894
4,197
3,739
5,076
5,208
6,456
 受取手形及び売掛金
1,483
2,374
2,230
1,942
2,480
2,724
2,985
4,097
   
 受取手形、売掛金及び契約資産
               
4,411
5,377
固定資産
1,611
2,516
1,469
1,430
1,842
2,428
6,178
6,342
7,217
7,052
 有形固定資産
323
368
299
298
473
558
579
598
693
1,169
 無形固定資産
695
1,505
580
238
286
763
1,379
2,670
5,139
4,188
  のれん
595
1,169
437
201
150
481
1,027
2,467
4,588
3,468
 投資その他の資産
592
642
589
893
1,082
1,107
1,225
1,324
1,384
1,694
資産合計
7,160
8,272
6,533
7,651
8,575
9,832
10,637
14,338
17,610
19,581
流動負債
3,372
3,823
3,374
3,759
3,929
4,192
5,134
7,904
9,679
9,930
 短期借入金
1,610
1,603
1,299
1,630
1,600
1,704
2,546
4,728
5,421
5,106
固定負債
20
280
69
1,033
1,075
627
63
119
364
176
 長期借入金
12
216
46
2
50
63
169
負債合計
3,393
4,104
3,444
4,793
5,005
4,819
5,198
8,024
10,044
10,107
純資産合計
3,766
4,168
3,089
2,858
3,570
5,012
5,438
6,314
7,566
9,474
株主資本
3,687
4,036
2,773
2,590
3,340
4,763
4,898
5,642
6,774
8,283
 資本金
300
300
300
300
300
300
300
300
300
300
 資本剰余金
300
300
368
277
331
366
355
331
 –
393
 利益剰余金
3,086
3,435
3,604
4,164
5,113
6,408
6,904
7,575
9,019
9,427
 自己株式
0
0
-1,499
-2,152
-2,405
-2,311
-2,662
-2,565
-2,545
-1,838
 新株予約権
 
14
14
 
 
13
13
13
 –
6
負債純資産合計
7,160
8,272
6,533
7,651
8,575
9,832
10,637
14,338
17,610
19,581
自己資本比率(%)
51.9
49.5
43.1
34.4
39.3
48.7
46.3
39.7
39.7
45.0
1株当たり純資産
155.63
171.30
125.80
119.96
154.61
219.06
228.62
263.32
323.21
395.65
                     
[キャッシュ・フロー計算書]
                   
営業活動によるキャッシュ・フロー
1,561
870
1,080
1,825
1,436
889
1,086
1,416
3,077
2,850
 税金等調整前当期純利益
1,792
1,525
1,132
1,441
1,632
2,333
1,296
1,504
2,744
1,996
投資活動によるキャッシュ・フロー
-368
-568
-17
-610
-618
62
-1,018
-1,813
-2,537
-1,903
財務活動によるキャッシュ・フロー
308
-950
-1,913
-69
-250
-693
-515
1,730
-546
141
フリーキャッシュフロー
1,193
302
1,063
1,215
818
951
68
-397
540
947
現金及び現金同等物の増減額
1,508
-634
-860
1,146
564
258
-458
1,341
132
1,283
現金及び現金同等物の期首残高
2,184
3,693
3,058
2,197
3,344
3,894
4,162
3,704
5,041
5,173
現金及び現金同等物の四半期末残高
3,693
3,058
2,197
3,344
3,894
4,162
3,704
5,041
5,173
6,456

注)2023年3月期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2022年3月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映している。
出所:同社決算短信等より Omega Investment 作成